元片づけられない収納スタイリスト・整理収納アドバイザー
吉川永里子(よしかわ・えりこ)です。
押入れはついアレコレ詰め込んでしまう
家の中でも大容量の収納スペースといえば、押入れ!
幅は180cmくらいあって、奥行きも90cm。
そりゃ、ドラえもんも十分押入れで寝れるよね〜と思います(笑)
普通に考えると、たくさん収納があったほうが良いと思いがち。
いろいろ収納できたら助かるから、大きい収納がついている物件て人気なんです。
でも、大きい収納があればあるほど、その中にムダなモノをしまい込んで
結局何が入っているかよくわからない状態になってしまいます…
収納は大は小を兼ねない!
これはわたし達プロはしっかりとわかっています。
でも片づけが苦手な方や、家づくりをする側(建築士や設計士)は
つい「大きい収納をつけておけばOK」と思ってしまいます。
これは収納だけに限らず、大きい家に住めば、それだけおけるスペースがあるので
持っているモノの量は増えて行きます。
あるお客さまがお話くださったことなのですが…
「前は60平米のマンションに住んでいました。
子どもも増えてモノも増えて、家の面積の70%くらいはモノで埋まっていて、
残りの30%くらい、つまり20平米分くらいで生活をしていました。」
「それでもっと有効に使える面積を増やしたくて、90平米のいまのマンションに引っ越したんですが…
結局増えたのは家賃と、モノで埋まっている方の面積だけでした!」
お客さま自身でこのことに気づいたんですね。
大きけりゃいいってことじゃないって!
それで、整理収納サポートをご依頼くださいました。
死蔵品の見直しをする
押入れの整理をされたお客さまのお宅は、
すっかり死蔵していたキャンプ道具や防災グッズを見直して、
押入れを死んだ空間から生きた空間へと改善しました!
防災用のお水は、賞味期限が切れているもの・まもなく切れるものが多かったので、
普段の生活の中で「使いながら備える」=ローリングストックを実践できるような収納に。
中に使っているモノがあまり入っていないから、あまり扉を開けない。
そうなると、ますます使わない押入れになり、中身はどんどん死蔵して行きます。
せっかく大容量の収納なんだから、しっかりと使いまわせる押入れにしました!
ビフォーアフターの様子、ぜひご覧ください。